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| もう夜も更けてきたというのにスペースポートインのロビーは、打ち上げを待つ遺族の興奮と熱気に包まれていました。打ち上げはいよいよ2時間後。昼間のレセプションに参加したことで、遺族たちの気持ちはいっそう通じ合えたのか、皆お互いの家族の事やこれからの打ち上げについて語り合う姿が見られました。 |
![]() | 出発準備に少し手間取ったせいで、遺族を乗せたバスが発射台から8km離れた見学地点に到着したのは22時30分ごろ。打ち上げは、23時11分から19分までの8分間、大気の状態が安定した時を見計らって行われる事になっていて、もしその8分の間に安定しなければ翌日に延期される予定です。 |
遺族たちは夜風の冷たさも気にせずに、打ち上げ地点を指差したりカメラを覗き込んだりと落ち着かない様子で打ち上げの瞬間を待っています。突然音楽が止み、あたりが静寂に包まれ、皆の緊張が高まります。やがてその静寂を破るように、スピーカーから管制塔オペレーターの落ち着いたカウントダウンの声が聞こえてきました。 | ![]() |
固唾を飲んで見守っていた遺族の口からため息がもれ、やがて大きな拍手とともに歓声が上がりました。まわりを見渡すと、抱き合って打ち上げ成功の喜びを分かち合っている方、静かに空を見上げる方、感極まった様子で涙を拭う方など、それぞれがこの感動を胸に刻んでいる姿が見られました。そんな中、しきりに目頭をぬぐっていた笠松さんのお母様は、「ここまで来た甲斐がありました。本当にありがとう。」と感極まった表情であふれ出る思いを涙声で話してくださいました。 |
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